まったりすみれ色ライフ

ヒキコモリ系がマイペース観劇&スカステ中心で宝塚を愛でるブログ。宝塚の気になる情報のまとめ。

花組『ハンナのお花屋さん』感想【2017.10】

『ハンナのお花屋さん』感想

 https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/hannasflorist/cpl73a000006tnqz-img/cpl73a000006tnth.jpg

 

花組東京公演「ハンナのお花屋さん」を観てきました。 少し前の話題になってしまいますが、ようやく頭の整理がついてきたので書きたいと思います。

 

予想外の涙腺崩壊

明日海りおさんが「念願のお花屋さん!」といつになくテンション高めで喜んでいた作品です。ナウオンでも「ハートウォーミング」「温かい作品」と皆様笑顔で仰るので内容はわからないけど、ぼやっとだけどホンワカしたお話なのかなーと期待して行きました。(ネタバレは観ないでいました)

ところが、涙、涙、鼻水、涙・・・。

ほっこり感動の涙、ではなく本気泣きです。

つい油断してたとはいえ、わりと序盤から最後まで、涙。フィナーレでは「水分・・・!」と身体中の水分が涙や鼻水(きたなくてゴメン)と化しておりました。

もちろんこれは観る側の問題もあります。メンタル面での問題が作品のテーマとジャストミートだとか何とか。フィジカル面では水分摂りすぎとかですね(泣きの演技前には水分必須です)。

 

クリス(明日海りお)

イケメンでエリートでフラワーアーティストの才能まであって、全て揃っている王子サマ的ポジション。が、捨て猫を必ず拾ってしまったりメールの頻度が高すぎたりする一面もあったりします。自分の店(ハンナズ・フローリスト)を持ち、スタッフにも慕われ、公私ともに相談できる親友もいて、全てが満たされているように見えるけれど、実は誕生日寸前にフラれるというちょっと残念なところもあり、完璧な王子というより親しみのある王子って感じです。

まさに、みりおのための役!と思いました。

念願のお花屋さんってこともあったのかもしれないけど、すごく自然で「あてがきってこういうこと!」と久々に感じました。(これまで花組オリジナルやってるけど一回も思わなかったよね)両親のことで心の奥に闇を抱えていたり、順風満帆ないかにもな王子ではないところや、ミアが気になって仕方ないところも、ちょっと雑な言い方になってしまうけど、すごく「ぽい感じ」がしました。

 

 

 

ミア(仙名彩世)

クリスと正反対のように苦しみ悲しみを抱えたヒロイン。厳しすぎる現実に普通なら潰されてしまいそうになる境遇でも強く生きるヒロインをゆきちゃんが凛々しくも儚げに演じられてました。

役だから仕方ないけど衣装が地味すぎてヒロインなのにちょっと残念。

距離や時間を置くことが必要なこともあるけれど、宝塚の作品にしては、ヒロイン放置し過ぎじゃないですかね?2幕前半はクリスの過去のことでノータッチだし、家もなくて仕事もやめてしまったから探しようもないのですが、時々スマホで掲示板見るくらいで漂っているミアの孤独が辛くなってしまうほど。物語はハッピーエンドですが、クリスと知り合わなかったらどうなってしまったのだろう、実際はこんなシンデレラストーリー、逆転のラッキーはそうそう落ちている訳ではないので、そこを考えると気持ちが暗くなってしまいました。物語にIFはないのですけどね。

 

アベル(芹香斗亜)

この公演を最後に宙組に移動となるキキちゃん。辞めるわけではない、と頭で分かっていてもみりキキコンビは今回で見納めです。

なのに役がみりおパパ?と思ってたら、もう1つのハンナのストーリーとなってました。こちらも切なくて悲しいのに美しいストーリー。しかも本物の貴族の王子役がぴったりなこと。

森の妖精のようなハンナに一目惚れして、森の世界があっているハンナを自分の(貴族の)世界に引っ張り込もうとしたり、自分が好きだから周りにもハンナを気に入ってもらえて、ハンナも自分の周りの世界が好きになれるという、幸せで純粋すぎる故の勘違いが見ていて痛いくらいの熱演でした。

クリスの父親ではあるけれども、ストーリー上では全く接点がないのに、強い絆を感じました。二人の信頼関係を想うとこの公演で組替えなのが本当に惜しいと思わずにいられませんでした。 

 

ジェフ(瀬戸かずや)

あきらさんのスーツ姿ぁぁぁ!!!エプロン姿の中にひとり端正なスーツのイケメンで釘付けになりました。みりおさんも時々ジャケット着てたけど、スーツの威力は違うし、それがあきらってのが最高に素晴らしいマリアージュ。そういや花組ってスーツもの久しくやってないなぁと思ったり。

 

その他キャスト

主人公以外にもハンナズフローリストの店員のみんなも個性的でキャラがたっていました。特に音くり寿ちゃん、ああいう女の子の役が似合います。漫画だったら「プンスカ」って擬態語が入っているのが見えそうです。

そして舞空瞳ちゃんが純粋無垢なハンナ役を素敵に演じられていました。何気にタイトルに入っている役名ですので、やはりキーになる重要な役どころでした。アベルとのシーンは、現在のクリスの花屋がカラフルなのに対して、色味を抑えた白~ベージュのお衣装と森のメルヘンな雰囲気とも凄く合っていました。二人の世界観がとても素敵でした。

 

おわりに

正直1度の観劇では理解しづらい作品です。かといってちょっと重めなテーマを扱っているので頻度高く見たい作品でもないのですが、しばらくしてからもう1度見たいかなって思った作品です。

 

帰りにチャリティーチョコレートを購入しました。

f:id:phantasm-takarazuka:20171028213516j:plain

作品中でフェアトレードのことを取り上げていたからフェアトレードのチョコレートかと思ったら六花亭のチョコレートでした。

少しだけど地雷除去のお役に立ててれば良いなと願っております。(そしてあっという間に消えたチョコレートw)

 

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ